リーランドスカラー Leland Sklarのベースサウンドは別格

リーランド・スカラーとは何者?

荒井由実の『中央フリーウェイ』聞いたことありますか?有名な曲なので知ってる方も多いのではないでしょうか。

私自身、荒井由実(松任谷由美)のすごく有名な曲という認識しかありませんでした。テレビの懐メロ特集でよく流れていたりラジオから流れてきたり、心地よく耳に入ってくる曲として聴いてました。

先日ですが、70SのシティポップチャンネルをSpotifyで聴いてたら『中央フリーウェイ』が流れてきてなんとなく聞いてたのですが、

ん? えっ、なにっ、このベースめちゃかっこいいやん、誰が弾いてるの? 荒井由実といえば細野晴臣だと思うんだけど、全然ベースのトーンとフレーズ感が違う、、、、

と思って調べてみると、、

「リーランド•スカラー」との記載が。

ん?だれ

ルックスを見ると、ベースマガジンなどの雑誌で見たことある人で白くて長い髭が特徴のベーシストです。

長年ベースを弾いていますが元々ロック畑の私はこの方のことを良く知りませんでした。今日まで知らなかったこと反省です。

調べてみるとジェームス・テイラーやフィル・コリンズ、ダイアナ・ロス、ロッド・スチュワート、ホール&オーツ、ドリー•パートン、クロスビー、スティルズ&ナッシュを含む数多くのアーティストの楽曲で演奏をしている凄い人でした😅

セッションベーシストとして参加したアルバムは2,000枚を超え、多くのアーティストに豊かなベースラインを提供しています。60年代のキャロル・ケイなどが活躍していた頃はレコーディングではある程度決めたれたアレンジで演奏されていましたが、スカラーがセッションワークを多くこなすようになった70年代はアレンジの作業はプレイヤーに委ねられることが増え、その中でプレイヤーの力量が試されると共にプレイヤー自身のカラーも曲に反映されるようになってきたようです。

荒井由実でのリーランド・スカラーのベースサウンドは中域をカットしたようなドンシャリサウンド寄りな音が特徴です。指弾きではありますがアタック感のある弾き方でピック弾きにも聞こえるゴリッとしたトーンが魅力です。ゴーストノートを上手く使いローポジションからハイポジションまで上手く使ったフレージングで曲の雰囲気を上手に盛り上げてくれます。このプレイが多くのミュージシャンに呼ばれる要因なのでしょうね。

リーランド・スカラーのプロフィール

リーランド・スカラーは1947年5月28日生まれでアメリカはウィスコン州ミルウォーキー出身です。その後、カリフォルニア州に移り住みます。

4歳でピアノを始めましたが、10代にベースに転向しカリフォルニア州のノースブリッジ大学で音楽を専攻します。
その大学時代にオーディションにてジェームス・テイラーと出会いその後数多くのアルバムやツアーに参加することになります。ジェームス・テイラーの成功によりリーランド・スカラーの評価は、うなぎのぼりとなり先述したように数多くのアーティストの楽曲に参加することとなります。

日本のアーティストの作品に参加

当時ジェームス・テイラーの影響を受けた荒井由実、中島みゆき、五輪まゆみなどの作品に参加。

荒井由実は「14番目の月」、松任谷由実になってからも1990年リリースの「天国のドア」1991年の「DAWN PURPLE」から2002年までのアルバムでそのベースサウンドを聴くことが出来ます。

本当に何故今まで彼を知らなかったのか悔やまれるとこではあります。


ただこれからもリーランド・スカラーのベースサウンドが聴ける楽曲が多数あることに喜びも感じています。是非、あなたも一度リーランド・スカラーの心地良いベースサウンドを聴いて見てください。

最後までお読み頂きありがとうございました😊

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